昨日、大阪グランキューブでの近畿予選Cブロック、ビッグクラスにおいて、上位4校がパシフィコ横浜で開催される全国大会に進出できるわけですが、

一条高校は結果発表で呼ばれることはありませんでした。

先輩方や保護者の皆様の多大なる支援と期待に応えることが叶わず、なんとも申し開きさえ上手くできない状況でございます。

言葉がなかなか出てまいりません。

今回の一条の作品、

よい作であったと思います。

酷暑。混沌と不安と焦りの中、顧問から叱責を受ける中、生徒らはあきらめず粘り強く、自分たちの手で奇跡のような秀逸な大会作品を作りあげたわけです。

一条らしさ溢れる、他に類を見ない、高校ダンス部の中で明確に一線を画する、楽しくカッコよく、さらにダンス力を遺憾なく発揮した、何度でも見たくなるダンスです。

よくやりました。

それだけに、パシフィコの全国大会で、横浜で、多くの一条ダンス部ファンに観てもらいたかったな、と

そう思います。

流れに逆らって泳ぐ、源泉を目指した一条だけのオリジナルなダンスを。

高校ダンス部の大会審査のその評価軸から考えれば、一条のダンスはそこからは若干外れているのかも知れぬ。

評価されているダンス群とは隔絶した、そのなんと言うか、絶海の孤島で踊っているかのような。

そこにしかない空気感、独自のドクトリンと練度の高いフィロソフィー。

一条ダンス部伝統の雑草魂。

だからこそ何が何でも、圧倒的なぶっちぎりのダントツのパフォーマンスを展開せねばならんな。

そうなんやで、と。

そして、その場所へ。

好きなことがあり、好きなダンスを力を合わせて全力で踊り切ったこの夏は永遠に消えることはない。

何かが剥ぎ取られてしまったわけじゃない。

愛すべきダンスと、愛すべき作品を作り上げたことについて、欠ける部分はゼロだ。

愛と希望のダンスをこれからも踊り続けよう。

怯むことなく、曲げることなく。